歴史倶楽部の理念


時を超える感動、未来を拓く叡智
三英傑や戦国武将が近世日本を築き、幕末の志士たちの活躍で明治維新が成し遂げられた。こうしたことを単なる「歴史」と捉えれば、ノスタルジアをともなう過去の出来事となってしまいます。しかしながら、過去の歴史や先人たちの思考・生き様などを理解することができれば、「自分自身の成長に結びつけたり」「判断力や決断力を養う」ことも可能になるでしょう。そうすれば、歴史や先人たちの行動は、現在・未来を照らす鏡へと変化し、現代に生きる人々の生活にも役立っていくように思えるのです。
その思いの発露が、 「先人たちの念いを現代に蘇らせる商品を提供していきたい」 との指標になりました。
歴史倶楽部の商品は、単なる物ではなく、それは時を超えて記憶の器でありたい。そして先人たちの想いを今に伝える使者になりたい。歴史の扉を開くことで、人々の中に眠る新たな可能性がきっと目覚めるはずです。 過去に学び、現在を生き、未来を創る。歴史倶楽部は、その旅路の同伴者として、皆様と共に歩んでいきたいと考えています。

代表取締役 冨永一成
歴史倶楽部の原点
歴史倶楽部の原点は、「長所を突き詰めれば天命に至る」という言葉の実践でした。
22年間の広告会社の勤務を経て独立を決意した弊社代表は、ゼロからの出発点に冒頭の言葉を胸に刻み、長所を「歴史好き」に置き換えて漠然と新規事業として「歴史ビジネス」を立ち上げました。未経験の領域に足を踏み入れたことで、迂遠な計画ではないかと自問自答しながらも、広告業界での22年間の経験を全て注ぎ込んで挑戦。そうして出来上がった歴史商品の第一弾が「坂本龍馬 写真付き切手」でした。これが歴史ビジネスの嚆矢となり、本格的に歴史業務へ乗り出すことになったのです。これが平成17年(2005)のこと。すると、ちょうどこの頃から戦国モノのゲームソフトが大ヒットして〝歴史ブーム〟なるものが巻き起こり、テレビや雑誌などで歴史が一般家庭に深く浸透。そんな時代の潮流にも助けられて徐々にアイテムを増やしたことがビジネスの土台となっていきました。
そして、当初の幕末系グッズから、戦国系へと時代領域の幅を広げ、今では古墳時代までも網羅するアイテム群が構築されるに至りました。
これからも歴史の風致をけがすことなく、常に「歴史好きが作る歴史グッズ」であることを目指し。また歴史研究者でもある監修者の力を借りながら邁進していく所存です。
監修者との協働
歴史倶楽部の特徴は、ひとつひとつの商品に著名な歴史学者や研究者の監修を受けていること。緊密に協働することで、最新の研究成果に基づく正確な歴史情報を得ることができ、また商品に網羅させることができます。そうして、学術的な深さを保ちながらも誰もが親しみやすい形で接することができる歴史グッズとなります。こうしたことの積み重ねによって、時代の息吹を感じる臨場感が歴史体験となり、知的好奇心を刺激することができると思っています。

木村幸比古(きむらさちひこ)氏
幕末維新史研究の第一人者
京都市出身。NHK大河ドラマでは平成10年「徳川慶喜」、平成16年「新選組!」、平成22年 「龍馬伝」、平成27年「花燃ゆ」、平成30年「西郷どん」で企画委員を務め、平成29年7月 NHK Eテレ知恵泉「土方歳三」「池田屋事件」にゲスト出演。令和3年6月NHK 歴史探偵「徳川慶喜」出演。また、平成17年7月から高知県観光特使に任命されている。著書に『知識ゼロから 西郷隆盛入門』(幻冬社)、『~25通の手紙で読む~龍馬の肉声』(祥伝社新書)、『龍馬語録』 (PHP)、『新選組日記』(PHP新書)、『龍馬暗殺の謎』(PHP新書)、『土方歳三』(学研M文庫)、『幕末維新伝』(淡交社)、『幕末維新の史跡50選』(淡交社)ほか多数。居合道範士八段。

小和田哲男(おわだてつお)氏
昭和19年(1944)静岡生まれ。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、静岡大学名誉教授。日本中世史を専攻。(公財)日本城郭協会理事長。主な著作に『戦国武将』(中公新書)、『戦国の参謀たち』(実業之日本社)『関ケ原の戦い 勝者の研究・敗者の研究』(三笠書房)、『石田三成』『明智光秀』(PHP研究所)、『明智光秀・秀満』(ミネルヴァ書房)、『名軍師ありて、名将あり』(NHK出版)、『家訓で読む戦国 組織論から人生哲学まで』(NHK出版新書)、『地図でめぐる日本の城』(帝国書院)ほか多数。

小和田泰経(おわだやすつね)氏
昭和47年(1972)東京生まれ。歴史研究家。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期退学。現在、静岡英和学院大学講師。日本中世史を専攻。著書に『家康と茶屋四郎次郎』(静岡新聞社 静新新書)、『戦国合戦史事典 存亡を懸けた戦国864の戦い』『兵法 勝ち残るための戦略と戦術』『刀剣目録』(新紀元社)、 『信長戦国歴史検定【公式問題集】』『関ヶ原合戦公式本』(学研パブリッシング) 、『天空の城を行くこれだけは見ておきたい日本の山城50』(平凡社)、『大判ビジュアル図解 大迫力!写真と絵でわかる日本の城・城合戦』『ビジュアルワイド図解日本の城・城合戦』(西東社) など。
